大学編入試験体験れぽーと~落第生が挑戦するおはなし~

高専2年で留学、4年で留年の留学留年生の挑戦についてのブログ。

編入試験終了!

はじめに

3年次編入試験の結果が出揃ってからだいぶ経ちましたが、適当に体験記を書こうと思います。参考になる人は少ないでしょうが、「こんな奴でも頑張れば受かるんだから自分も!」という励みにはなると思います。


大学別の記事もあります!今回受けた4つの大学以外の過去問も多数揃えているので、リクエストあれば差し上げます。

 

スペック

中学3 内申43、最高席次2/120 推薦入試組
高専1 席次26/43
高専2 席次31/41
(1年間の留学のため休学)
高専3 席次37/42
高専4 席次41/42 原級留置
高専4 席次不明(4、5年の単位が混じるため)
電気科

元バレーボール部
TOEIC535、英検3級、工業英検3級、ITパスポート

志望校

0、東京工業大学(受験せず)

1、名古屋工業大学(×)、東京農工大学(◎)

2、三重大学(○)、新潟大学(○)

3、豊橋技術科学大学GAC(受験せず)

受験の流れ

4年(1回目)
編入と就職で迷ったが進学を決意。しかし留年。見返してやる

4年(2回目)
4月 志望校を東工と名工、滑り止めを三重と技科大に設定。空きコマに少しずつ勉強

9月 2ヶ月前に引退した部活に何故か復帰

10月 本格的に勉強開始。部活後は図書

12月 農工の受験を決定

1月 滑り止めにGACを受験するため、TOEIC550を目指して勉強開始

3月 TOEICを受験、535点。GAC断念

5年
4月 技科大の一般入試と大会が被ることを知る
滑り止めに新潟を追加
外練に行かなくなる

6月 名工と三重を受験、直後に地区大会出場(2位、全国行けず)
手帳に書いていた東工の日程を削除

7月 農工と新潟を連日で受ける。

農工の2日目に名工の合格発表

一週間後に農工と三重の合格発表

さらに一週間後に新潟の合格発表

使用した参考書等

・詳解電磁気学演習…電磁気の問題をほぼ網羅する素晴らしい一冊。過去問でわからなかったらとりあえずこの本を開く

詳解電磁気学演習

詳解電磁気学演習

 

 

・大学編入試験問題-徹底演習-微分積分-線形代数-応用数学…みんな持ってる参考書その1。様々な大学の編入数学の過去問が載っている。2周

大学編入試験問題 数学/徹底演習(第3版)-微分積分/線形代数/応用数学/確率-

大学編入試験問題 数学/徹底演習(第3版)-微分積分/線形代数/応用数学/確率-

 

 

・基礎物理学演習Ⅰ…みんな持ってる参考書その2。大体の大学の力学はこれでイケる。2周

基礎物理学演習 (1) (ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1))

基礎物理学演習 (1) (ライブラリ工学基礎物理学 (別巻=1))

 

 

 ・DUO3.0…みんな持ってる参考その3。大学入試で使える単語や表現を網羅している。半分まで行けなかったけどかなり役立つ

DUO 3.0

DUO 3.0

 

 

・過去問…英語以外は志望校のものを、英語のみ東工や阪大のものを使用

講義ノート、プリント…偉大なる教官の遺産

オバマ大統領の広島演説…もしかしたら出るかもしれないという淡い期待を持って。英文と和文が隣合っているため勉強しやすかった

・mikan…英単語アプリ。選択式で一問毎に制限あり。得意な単語、うろ覚えの単語、苦手な単語に分けてくれる。電車の中でゲーム代わりに

勉強について

ご覧の通り、中学生の時にちょっと勉強が出来たからといって油断する高専生の典型パターンです。部活で疲れたのを言い訳にして勉強をさぼってました。毎年留年候補に上がりながら耐えていましたが、とうとう4年で留年。留学留年をかましました。

 

留年した身なのでまずは復習に徹しました。そして過去問(解答作り)→参考書→過去問(試験形式)の順番に勉強し、分からなかった問題をひたすら解きました。

勉強時間はばらばらで、あまり出来なかった日もあるし、集中して気付いたら深夜だったり、空が白んでくる日もありました。

もちろん多いに越したことはないのですが、体調管理も大事です。2週間前に風邪を拗らせました。定期試験直前にインフルエンザやら胃腸風邪やらによくかかってましたが、まさか受験前にもかかるとは…。当日かかってたらと思うと…。

結果について

東工は名工を落ちた時点で、化学に時間を割く余裕がないと判断し断念、技科大GACはTOEICの点数が足りずに断念しました。技科大の一般は大会と被ったので受けられず。まさに背水の陣。

 

一発目の名工に落ち、三重の数学でミスり、大会負けて農工の専門で半分撃沈し…4校受け終わってから農工と三重の合格発表までの一週間は地獄でした。
全落ち前提で考え、京都工繊や琉球、二次募集のある大学をひたすら調べましたね。

 

結果は農工、三重、新潟に合格し、東京農工大学工学部電気電子工学科システムエレクトロニクスコースへの進学を決めました。

結構な人が驚いたんじゃないでしょうか。もはや受かると思っていた人が存在するのだろうか。僕も夢かと思いました。

 

実家から通える名工を落ちたのは残念でしたが、一番行きたい大学は農工だったので結構満足してます。

 

 

 大学編入試験を終えて

編入試験を終えて思ったことは、"物事を甘く見ている"ということです。

勉強終盤は過去問に頼り、傾向が変わった問題にあまり対応できませんでした。
過去問で傾向を掴むことも重要ですが、それよりも沢山の問題を解く方が大事です。出ないだろうと思った問題が出るのはよくあることです。院試に向けての良い教訓になりました。

また、受験ぎりぎりまで部活にをやっていたこと。結果的には大学に受かったわけですが、当然勉強時間は削られるため、他人に勧めることはできません。後悔しない道を自分で決めましょう。 

最後に

これから編入を目指す人は、このブログを反面教師として、何事も甘く見ず、出来ることを全てやって試験に臨みましょう。

Força!(がんばれ!)