大学編入試験体験れぽーと~落第生が挑戦するおはなし~

高専2年で留学、4年で留年の留学留年生の挑戦についてのブログ。

三重大学工学部電気電子工学科 3年次編入試験

はじめに

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すべりどめその1です。実際は僕にとってどの大学も第一希望クラスですが。

三重県津市にあり、総合大学としては珍しいキャンパスがひとつのみの大学です。東海地区で、名古屋大の次に人気の国立大らしいです。

この大学を選んだ理由は、 家からぎりぎり通える範囲内にあることと、制御工学の研究室に、やりたい研究のひとつであるバイラテラル制御があること、キャンパスがひとつのみの総合大学であることでした。

うちの高専からはほぼ受かるという話でしたが…

試験日はは6月22日、合格発表は7月15日でした。

試験内容

数学、専門、英語、面接を1日でやります。配点は明かされていません。

数学(90分)

  1. z4=ー1 複素平面を用いるらしいですが、僕は因数分解で解きました。×にはなってないと思います。

  2. 一階線形微分方程式 公式に当てはめるだけでした。

  3. 積分 学校の授業レベルの問題でした。

  4. 三次元正方行列について ある関数から二次形式で行列を求め、固有値固有ベクトル、直行行列等を求めていく問題。 僕はまさかの、行列を求める時点で間違えるという失態を犯してしまいました。何度計算しても固有値がでない。仕方がないので残りの問題は仮の数(aやbなど)を使って解きました。解法は合ってるので部分点がもらえたと思います。

なんで二次形式から見直さなかったんだ…

英語(90分)

  1. 電磁波の性質について 文章の下線部の和訳が3題と電磁波の定義を日本語で書く問題がありました。 circle=周期という発想が出来なかったので減点はありますが、大体合ってると思います。難しくはなかったです。

  2. 英訳 電気に関係する文章を英訳する問題が4題ありました。通信速度=communication speedが分からなかったくらいで、ほぼ完璧だったと思います。過去問と似たような感じです。

専門(90分)

  1. 電磁気(平板コンデンサの静電エネルギ)

  2. 電磁気(電磁誘導、金属棒が置いてあるレールに電流を流すよくある問題)

  3. 電気回路(整合条件を用いて抵抗で消費される最大電力を求める)

  4. 電気回路(過度現象)

面接

  1. 志望理由
  2. やりたいこと
  3. 卒業研究
  4. 試験の出来
  5. 他に受ける大学

4グループに別れて面接を行います。面接官は二人で、採点はすでに終わっているようでした。 質問毎に結構追及されて、10分くらいで終わりましたが5分で終わった人もいるようです。

自分の高専から何人受けているのか、留学についてなども聞かれました。

宿泊・移動

僕は朝早く出れば間に合う距離だったので宿泊はしませんでした。

名古屋駅から近鉄線快速で一時間程度で津駅か江戸橋駅まで行き、津駅からならバスで15分、江戸橋駅からなら徒歩30分で大学の正門につきます。 ここから工学部までが遠い。説明会で聞いたとおり、自転車が欲しくなります。

三重大学を受験して

数学でいきなりやらかしたので、三重の手応えが良かったら出さない気でいた新潟大学の願書を即行で出しました。 その後農工も新潟も受けて、全落ちの気持ちで合格発表を迎えます。

この日は外出していたのですが、発表の瞬間、なんと受験票を持っていなかった!番号が分からない! 家に帰るまでに必死で頭に浮かべた2つの候補番号が両方とも受かっていたので、多分大丈夫だろうと言い聞かせながら即行で帰りました。 家について受験票を見ると…

合ってる!!

このときまだどこにも受かっていなかったので、相当嬉しかったです。直前まで琉球受けようか考えてました。

23人受けて11人合格したようです。

これから三重大学を目指す受験生へ

三重大の問題は、編入対策をしっかりやったいれば難なく解ける基本のものばかりです。当日落ち着いてできれば十分戦えます。

過去問を何年分か持っているので、言ってくれればあげますよ!

Força!!